段ボール箱との格闘にようやくピリオド

●いつの間にかツクツクホウシやミンミンゼミ、夜になればコオロギの鳴き声がするようになりました。17年間住んだ豊島区から東久留米市に引っ越し、今日で35日。なにせ引っ越し作業自体を2回に分けておこなうほどで、最初の3週間は山のように積まれた段ボール箱がなかなか減らず、途方に暮れる始末。しかし、ここ1週間で一気に加速がつき、最終段階までたどり着きました。●我が愛するキリンの母子(母親の背丈が2m近いぬいぐるみです!)の“定住地”も絵・版画・ポスターの額を掛ける場所も決まるなど、やっとひと息つけた感じがします。前の家を離れるにあたっては、物を捨てるのを基本スタンスにしつつも、引っ越し先での住まい方がどうなるかわからないので、「こんなもの……」と思った物もかなり持っていきました。実際、こちらで粗大ゴミをほぼ毎週出しつつも、その一方で思わぬ役に立ったものもあります。●それにしても70歳を越えてからの引っ越しはやはりキツい! それでも、考えようによっては新しい空間をゼロから作り出す作業は本を書くのと同じ。来る日も来る日も朝から同じようなことの繰り返しが続きましたが、疲れはしても飽きることはありませんでした。やはり“趣味・引っ越し、特技・荷造り”の性分は変わっていないようです。●日一日とテンションも上がり、おいしい十割そばの店に行く余裕と。今週半ばには来客の予定もあるので、それがとりあえずの最終ゴール。でも、新しい暮らしが始まると、あちこちで不都合が出てきたりするのが常で、まだまだ油断はできません。一日も早く「住めば都」の心境を味わえるようになりたいものです。

Facebook Post: 2021-08-22T21:27:21