「がーまるちょば」が教えてくれる万国共通語

L1040655 土曜日(5月29日)の夜、新大久保にあるグローブ座でおこなわれた「がーまるちょば 東京凱旋公演」を観に行ってきました。がーまるちょばというのは日本人の2人組(ケッチとHIRO-PON)、国内でもさることながら国際的に有名なサイレントコメディー(パントマイム)の芸人、というよりアーティストです。ちなみに、がーまるちょば(Gamarjobat)とは、「こんにちは」を意味するグルジア語とのこと。

前後半あわせて2時間ほどの公演でしたが、ひとことも言葉を発せず、ただただしぐさと表情だけで観客をクギ付けにするのですから、感動してしまいます。とくに、後半1時間にわたって演じられた「BOXER」という演目は、素晴らしいのひとことです。その意味では、機関銃のようにしゃべりまくるお笑い芸人の、まさに対極的存在といえるかもしれません。

言葉を口にしないことでかえって国際性を持つというのも、考えてみるとおもしろい話です。逆に、しぐさと表情には、それくらい強烈な国際性があるということの証しでしょう。男も女も、大人も子どもも、だれもが楽しめる「がーまるちょば」、ぜひ一度観てみることをおすすめします。これまで海外26カ国で公演しているというのも納得できます。