ハバナ旧市街を歩きに歩く

2018年4月29日
今日はまる1日かけて、ハバナの町を歩き回りました。朝から気温は27、28℃という中だったので、さすがに疲れました。ハバナにはあちこち見どころがありますが、集中しているのは旧市街。車が走っている道路はどこもかしこもアメ車、アメ車、アメ車!半分以上は観光用のタクシーとして使われているようです。もちろん、一般市民用にのタクシーも走ってはいますが、そちらは観光用ほど派手派手しさがありません。いかにも生活用というか、塗装もくすんだままだったり……。もちろん、世界中どこでも見かける黄色く塗った車も走っています。

ホテルを出て「パルケ・セントラーレ(中央公園)」から路地を入り、目抜き通り「オビ スポ通り」に入ります。東西を貫く1kmほどの通りですが、歩行者天国になっているので、車と接触したりする心配はありません。また、自転車タクシーや馬車も入れないようで、歩行者がのんびり歩いているだけです。しかし、道路がボコボコというか、引っ 込んだり飛び出ていたりで、気をつけないと転んだりよろけたり足を取られたり。歩きにくいことと言ったらありません。

DSC06021ヘミングウェイの定宿「アンボス・ムンド」の中はこぎれいで、要所要所にその写真
が貼られています。なんといっても涼しいのがありがたい! そこから2ブロック進むと「アルマス広場」。“独立戦争の父”と言われるセスペデスの立派な像が建っています。その背後には「旧総督官邸(市立博物館)」の立派な建物が。1519年、ハバナの町が作られたとき最初のミサがおこなわれたという教会の横を抜け海のほうに近づくと、左側に要塞があり、右側に、なんと支倉常長の立派な銅像があるではないですか。

 

 

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その周りに建てられている碑文を読むと、仙台藩主・伊達政宗の命を受け遣欧使節としてローマに向かう途中、ハバナに立ち寄ったことにちなみ、仙台育英学園が創立100周年記念事業の一環として像を寄贈したようです。その周囲もきれいに整備され、さながらミニ公園のような趣になっていましたが、足を踏み入れるのは日本人だけかもしれません。それにしても、支倉常長がこの地を踏んだ初めての日本人だったとは……。

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近くのショッピングモールに立ち寄り、お土産品を少々買ったりしながらひと休み。そこからこんどは「カテドラル」に向かいます。1704年創建ですが、中には入れませんでした。そこからコロニアル風の建物に囲まれた「ビエハ広場」へ。お店もちらほらありましたが、長く放置されていたとのことで、これから整備されるのでしょう。

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ビエハ広場を後にし、自転車タクシーに乗って、かつての鉄道中央駅近くに建つ倉庫をK利用して作ったサン・ホセ民芸品市場に建物の前には蒸気機関車が置かれていました。いちばん奥は海に面しており涼しい風も入ってきますが、中は小さな店がびっしり。絵画やオブジェなどアート系の物が目立ちますが、土地のお土産から民芸品、Tシャツなど、ありとあらゆる物が並んでいました。

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IMG_E4219そこからホテルに戻ったのですが、再び自転車タクシーに。ただ、安いのはいいのですが、道路がデコボコなので、あわやという場面もしばしば。しかし、運転手は上手にそれを避けながら私たちを乗せて走ります。交通規制があるのか、ホテルの真ん前までは乗り付けられないらしく、近くで降りて歩きましたが、値段の安さ120円ほど) にびっくり。それでもこれは外国人旅行客向けの料金で、ハバナ市民はそれこそ20円、30円といったところなのでしょう。