今年3回目の「北前船寄港地フォーラム」は青森県

2017年9月3日
IMG_18358月31日・9月1日=青森、9月2・3日=京都というスケジュールで仕事をしています。青森は「北前船寄港地フォーラム」。今年3回目の開催で、場所は、ご存じない方もいるでしょうが、青森県の野辺地です。青森はこれまで何度も(今年は2回目)来ていますが、ここ野辺地は初めて。青森駅から「青い森鉄道」に乗って1時間ほどで着きました。途中にある有名な浅虫温泉はその昔に行ったことがあるのですが、電車の中から見ると、いまひとつ活気がないように見受けられました。

野辺地町の人口はおよそ1万3千、「フォーラム」の開催地としては、北海道の松前、江差町ほど程ではないにせよ、小さな町ということになります。でも、北前船が日本海を走り回っていたころはたいそう栄えたようです。

IMG_1839実を言うと、こうした小さな町で開催される「フォーラム」も味わい深いものがあります。市長を先頭に、町全体がもう「フォーラム」一色といった雰囲気で、熱気が伝わってくるのです。昨夜「前夜祭」がおこなわれた青森市内の宴会場もそれなりに熱気がみなぎっていましたが、野辺地の場合は密度が濃いといいますか。

設備が整った大都市の施設でおこなわれる「フォーラム」も、もちろん充実しています。しかし、それとは逆に、“手作り”感が強いほうが、参加者の胸をより熱くするのではないかという気もします。もともとこの「フォーラム」自体、ほとんどゼロから出発した歴史があるだけに、そうした雰囲気を大切にしたいと考えている人も少なくないようです。

9月2日は早起きして、青森から伊丹に飛び、そこからバスで京都へ。青森からの飛行機では、途中、富士山が見えました。左側の窓なので、南アルプスと一緒です。そして、京都からの帰りは新幹線だったのですが、またまた富士山です。1日に二度、それも空と陸の両方から富士山が観られるというのはそうそう経験できることではないのでは。どこから観ても心が洗われる、ホント、不思議な山です。

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