初めての「首里そば」

2017年2月15日

もう10年近く沖縄に通っているのに、食べていないもの、行ったことのない場所がまだまだたくさんあります。今日はそのうちの一つ「首里そば」を体験。会社の分室からは車でほんの数分、住宅街のただ中にお店はありました。11時半開店・売り切れじまいという店に着いたのは12時ジャスト。早くも行列ができています。

見たところ、ほとんどが観光客。なかには、中国語を話しているカップルやグループの姿もあります。入口で靴を脱いで中に入るのですが、全体の造りがいかにも沖縄風、というか首里の格調高さのようなものさえただよっています。木でできたテーブルも椅子も落ち着いた感じで、心がなごみます。

DSC01431

メニューはごく単純。そばの小・中・大とおにぎり、じゅーしー、あとは煮付けです。おにぎりはジューシーと形は違えど同じものですから、実質は3品。そばは腰があり、あっさり系のだしがなんともいえません。煮付けも関西風のおでんを彷彿させ、さくさく食べられます。が、最高においしかったのは沖縄そばにつきもののソーキ=豚肉。

!cid_275dc2c7-c143-4591-bec7-8a25c563b46b@apcprd04_prod_outlook

店を出て高速に乗り、許田インターまでひとっ走り。そこから名護市営球場まではすぐです。日本ハムと韓国のサムスン・ライオンズの練習試合があるというので、観にいってみました。球場周辺はどこの駐車場も満杯で、整理にあたるスタッフも忙しそうです。とまっているクルマの3分の2が「わ」「れ」ナンバーのレンタカー。さすが、日本一になったチーム、客の集まりもいいようです(それでもソフトバンク)、阪神よりは少ないとのこと)。

おもしろいのは、試合そっちのけの人がけっこういること。試合後、選手たちが引き上げるルートが決まっているようで、その両脇に出待ちをしているファンがびっしり。サインをしてもらうための色紙を持ち、カメラを握り締めながら時間をつぶしています。こういう人が本土からたくさん来てくれるのですから、選手の士気も高まるでしょうし、何より地元がうるおいます。まして、今日は平日。週末ともなるといったいどうなんでしょうか。

1時間ほど球場にいて、那覇までは58号線とは逆の、東海岸を行くことに。いつもは高速でさっさ帰ってしまうのですが、初めての道を通ってみようというわけです。ほぼ海岸に沿って走る道はもちろん一般道。とはいえ、場所によっては高速とほぼ同じようなフィーリングで走れる部分もあります。間近で海が見られるのも気持ちがなごみます。久しぶりのロングドライブでいささか疲れはしましたが、初めて通るところなので、飽きませんでした。