月別アーカイブ: 2007年6月

新著が一挙2点、書店に!

昨日、ここ半年ほどかかりきりだった新著『日本全国 都市の通信簿』がようやく草思社から上梓されました。取材は昨年夏からスタートし、原稿を書きはじめたのが今年に入ってからです。2~4月の3カ月間は取材と執筆が重なっていたので、かなりしんどかったのですが、旅に行くのは何より好きですから、それだけは救いでした。

 取り上げたのは35都市で、政令指定都市のすべて、県庁所在地のほとんどをカバーする内容になりましたが、同じ日本でありながら、都市ごとに顔も違えば、人々の気質も違います。その違いをあれこれ、私の独断と偏見で切り刻んでみたわけです。ちょうど5月末に、4年前に出した『出身県でわかる人の性格』が新潮社で文庫化されたこともあって、ひと月足らずの間に2点、新しい本が並び、充実した気分ではあります。退院後も続けている「断糖」生活にもだんだん慣れ、かつてのように、1日1回は餡子(それも粒餡にかぎる)もののお菓子を口にしないと落ち着かないといったようなこともなくなりつつあるのはそのせいかもしれません。

 でも、荒木先生に言わせれば、「糖」というのは麻薬と同じで、いったんとりこになるとそう簡単には断ち切ることができないのだそうです。要するに「中毒」症状を呈しているわけで、糖抜きの食事に慣れるには、56歳になる私の場合で、少なくとも2年間はかかるといわれました。スタートして1カ月しか過ぎていないのですから、先はまだまだ長い。それでも今日で1カ月間、お米(パン、うどん、そば、スパゲティなども含めた一切の炭水化物)を口にしていませんから、私にとっては画期的なことです。

 ただ、実際に歩くのはホント大変です。歩くこと自体はけっして苦ではありませんが、どこを、どう歩くかで悩むのです。自宅から会社までの25分(往復で50分)はいいとして、問題は、それにプラスしなくてはならない1時間10分~1時間40分をどのように確保するかです。仕事の打ち合わせで外に出るとき、余分に時間をとって、ふた駅前で電車を降りて歩いたり、あるいは打ち合わせ後の帰路をすべて歩いたりなどしてクリアーするしかないようにも思えます。春や秋ならまだしも、この時期のように、毎日30度近くまで気温が上がる日中ともなると、歩けば汗びっしょりになるから着替えを用意しなくてはなりませんし、さまざま面倒なことも伴います。

 外食もあるから、それも苦労のタネになる。糖を使っていないメニューを探すとなると、それはそれは悩まされます。明らかに糖が入っていることがわかるのは簡単に除外できますが、実際には“隠れ糖”を含んだものが圧倒的に多い。ミリンやら酢やら味噌やら、調味料にも糖を含んだものばかりなのです。そうしたものを除外していくとなると、選べるメニューはかなり限定されます。そこにこの方法のつらさ、しんどさがあるのですが、逆に、大丈夫なものをいかに探し出すかということを楽しみにしていくしかなさそうです。

日本全国 都市の通信簿 ──主要35都市を採点する

著者:岩中祥史
価格:1470円
[草思社・2007/07]

日本全国の主要都市を「行ってみたい度」「住んでみたい度」「刺激度」「いやされ度」「ガックリ度」の5分野から独断と偏見で採点。転勤・出張・観光で訪れる前に必読。あわせて、「都市化」の是非を考えるよすがにも。

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再び始まった「断糖」生活

 兵庫県加古川市にある「崇高クリニック」に、今月6日から“入院”しています。といっても、ここは普通の病院とはかなり趣が違い、病院のベッドで眠れるのは夜だけです。日中ベッドでゴロゴロしていたりすると、院長の荒木先生から厳しく叱られます。「外に出て歩きなさい」と。歩くことで、臀(でん)筋と大腿筋を増やし、鍛え、体内に必要以上に蓄積されている「糖」=炭水化物を少しでも消費するように努めるのです。

 荒木先生の『断糖宣言!』という著書をつくったのは昨年の5月ですから、ほぼ1年前のこと。「断糖」というタイトルを思いついたのが大好物のドラ焼きをほおばりながらだったのはなんとも皮肉なことですが、それ以来、日常の食生活から、自分ではかなり「糖」を追放したつもりでいました。だが、しばらくするとだんだん気がゆるみ、気がつくと芋ヨウカンを肴(さかな)に芋焼酎を飲んでいたらいなど、とんでもないことをしでかしていたりします。

 ただし、この場合誤解してはいけないのは、体に悪いのは芋焼酎ではなく、芋ヨウカンです。焼酎のほうは蒸溜酒ですから、原材料にもともと含まれている「糖」はすべて飛んでいってしまっており、度を越さない限り、体に悪さをすることはありません。だが、芋ヨウカンの場合は芋に糖分が含まれていますし、加工途中でさらに砂糖を加えるため、ますます糖分が体内に蓄積されることになります。糖こそは、肥満、高血糖、高血圧、過剰な中性脂肪など、メタボリックシンドロームを引き起こす諸悪の根源なのです。

 私の場合も、入院して2日目の糖負荷検査で、食後の血糖値が異常に増え、しかも、1時間半たっても2時間たってもいっこうに下がらないということがわかりました。また、6時半には夕食を済ませ、その後何も食べていないのに、寝る前の血糖値が110も120もあり、朝起きたときそれがほとんど下がっていなかったり、へたをすると、就寝前の血糖値より翌朝起床時のほうが高かったりなど、インスリンの分泌がメチャクチャになっていることも判明しました。このまま放っておいては危ないということで、さっそく断糖食+運動(歩き)の生活が始まりました。

 病院がある場所は周囲にほとんど何もないので、毎日、歩いて15分の東加古川駅または歩いて35分ほどかかる加古川駅から電車に乗ってあちこち出かけ、1時間から2時間、日によっては3時間ほど歩くという毎日を送っています。おかげで体重は入院時より5キロほど減り、朝起きたときの重苦しさも消え、すかっと目覚められるようになりました。この生活があと5日間ほど続くのですが、問題はむしろ退院した後です。今度こそ、昨年の轍を踏まないようにしなければなりません。それには、かなり過酷な日々を送ることになるでしょう。