月別アーカイブ: 2010年4月

沖縄・伊江島で100万輪のユリに感動!

 3日前の21日から沖縄にやってきています。着いた日は半袖でも暑い日だったのですが、翌日から気温がぐんと下がり、23日は朝から空模様もなんだかあやしい感じ。それでも、前日(22日)の朝、地元の新聞に出ていた広告を見て急遽思いつき予約を入れた「伊江島ゆり祭り日帰りバスツアー」に参加しました。

 伊江島というのは、本島の北西部・本部港からフェリーで30分ほどのところにある小さな島です(それにしても、船に乗るのはここ1カ月で5回目!)。その北側に、かつて日本全国の自治体に1億円ずつ均等にばらまかれて実施された「ふるさと創生」事業によって生まれた「リリーフィールド」という大きな公園があります。8万6千平方メートルという、海沿いの広大な敷地に、日本原産のテッポウユリを10万本も植えたもので、それがいまでは20万本に増え、毎年4月中旬から5月上旬にかけての時期に100万輪もの花を咲かせるのですから、それはもう壮観の一語に尽きます。

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 テッポウユリは、鹿児島以南の温暖な場所でないと花が咲かないとのこと。最近、我が家の庭や、道路に沿って並べた6個の大型プランターに植えた花の手入れをするのが楽しみになっている私と家人。それを知って、バスツアーのおみやげとして頂戴した球根を、東京でもなんとか咲かせてみようとひそかに決意しました。それくらい、花の咲き方がみごとで、独特の甘い香りもすばらしいのです。やはり、南の豊かな太陽の光を浴びているせいでしょうか。

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 リリーフィールド公園の後で訪れたハイビスカス園も大変なものでしたが、こちらは品種があまりに多すぎるのがむしろ難点に感じられ、それならシンプルなユリのほうが興味が湧きます。

 もともと、風に揺られて花がゆらゆらするさま=「揺り」から「ユリ」と呼ばれるようになったのだとか。伊江島のユリのじゅうたんも、東シナ海からの風に吹かれ、さわさわと揺れていました。テッポウユリの花言葉は「正直」だそうです。私たちが花に注ぐ愛に、伊江島から持ち帰る球根が来年のいまごろ、正直に応えてくれるといいのですが……。

運命の「絆」

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もっともっと多くの人が遊びに行ってほしい酒田市

 昨日まで3日間、山形県を旅していました。4月3日は東根市、4・5日は酒田市。東根市は、山形新幹線の開通にともなって唯一、新しい駅がつくられたところで、例によって駅前にはほとんど何もありませんが、それだけに見晴らしは素晴らしく、駅の東から奥羽山脈の山々の美しさを目にすると、東京からやってきた私のような者の心はなごみます。西には月山、湯殿山、羽黒山の出羽三山がそびえ、こちらもまた美しい。東根市は麩とさくらんぼの名所と聞きましたが、麩懐石というのは、一度食べてみたいと思いました。

   4日は、さくらんぼ東根駅から酒田に向かうため、新幹線に乗り、終点の新庄で下車しました。家人の乗った後続の新幹線が東京からやってくるまで3時間ほど空白ができてしまったので、新庄ほどの都市なら、お茶でも飲みながら本を読むとか、それを埋めるのは訳ないと思っていたのですが、どっこい、事はそう簡単ではありませんでした。

L1040482_2 東根と同様、ここも新幹線の開通を機に駅舎を大々的につくり替え、駅前も再開発したのでしょう、美しく整備されてはいました。ただ、人目をひくものがほとんど何もないのです。駅の西口が旧市街らしく、いちおう建物は並んでいるのですが、店がほとんどありません。というか、人通りそのものがないのです。

一方、東口はというと、こちらも駅の前は広大な駐車場と公園があるだけ。わずかにビジネスホテル、パチンコ店+ゲームセンターの複合した施設、そして平屋建ての食品スーパーがあります。それも駅からやや離れているので、駅前そのものは、冬場に来たらさぞかし寒々しさを感じさせるだろうなという感じでした。

 3時間後、その新庄駅で家人と合流し、在来線で酒田に向かいました。酒田といえば、アカデミー外国語作品賞を受賞した映画『おくりびと』の舞台にもなった街です。数年前に訪れたときも感じたのですが、江戸時代、上方との交易でめっぽう栄えた面影がいまなお残る、個性的なところです。当時の栄華をしのばせる、積み出し用の米蔵、料亭、商人屋敷、店などがそのまま保存されており、じっくり時間をかけてまわれば、2日間はあっという間でしょう。

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 上方文化の影響もあってか、どことなくハイカラな雰囲気もただよっています。市内に有名なフランス料理のレストランがあるのを見ても、それはよくわかります。しかも、レベルは高いのに、場所柄だろう、値段は非常に安いのです。

 いまは観光がこの街のセールスポイントになっており、冬場はともかく、春・夏・秋はさぞかし多くの観光客が詰めかけてくるのだろうと思いきや、そうでもないようです。もっとも、首都圏あたりでいう「多くの観光客」とは、およそレベルが違うのかもしれません。押すな押すなというか、どこもかしこも並ばないと入れない、見えるのは人の後ろ姿ばかりといった混みようとはだいぶ様相が異なります。

 それだけに、どの観光スポットもゆっくり楽しむことができますし、食べ物もおいしいとくれば、一度行ってみる価値はあります。