初めての国立競技場━━試合は◎、スタンドは✕

●2019年10月のワールドカップ以来、2年半ぶりでラグビーを生で観戦しました。今年からスタートした「リーグワン」の決勝で、会場は国立競技場。1月5日の開幕戦に行くはずだったのですが、選手にコロナ陽性が出て試合が中止になり、半年近くおあずけに。試合のほうは素晴らしい内容で、3万4千の観衆も大満足だったにちがいありません。


●ただ、期待していた競技場にはガックリ。座席の前後がとんでもなく窮屈で、席が列の中ほどだったりすると、いったん座ったら最後、ハーフタイムまでまったく動けないのです。オリンピック用に新設したのに、こんな狭苦しい座席に、日本人より半回りは体が大きい外国人を座らせていたら……と思うと、無観客開催にしてホントよかった!


●この日の最高気温は31℃。さかも、私たちの座ったバックスタンドは試合中ずーっと日が当たりっぱなし。2時間もしたら日干しになってしまうのではないかと心配になりました。そもそも、この時期によりにもよってPM3時キックオフというのも信じられません。7月9日のフランス戦も同じだというのですから、主催者はいったい何を考えているのやら。


●それと、ラグビーの日本一を決めるイベントなのに、プログラムの紙切れ1枚もらえないのにも失望しました。ニュージーランドやオーストラリア、イギリスではふだんの試合でも、プログラムはそこかしこに山積み。チームのTシャツやノベルティーグッズ(はっきり言ってチープなものがほとんどですが)とか、バンバン配っています。まあ、仕切っているのが「おっさん」ばかり(2022/3/5ご参照)ではこれも致し方ないか。(2022/5/30)