冬場の河畔は野鳥の天国

●昨年7月末、西武池袋線の東長崎駅から、同線東久留米駅に引っ越してきて半年余り。どちらもアタマに「東」がついているのですが、「長崎」と「久留米」とでは大きく違うのをすぐ感じました。当初は暑さ、そしていまは寒さの違いです。家やマンションが立て込んでいない分、どちらも「久留米」のほうがキツいというか。こちらに長く住んでいる方の話では、夏は+3℃、冬は➖3℃の気温差があるとのこと。

●それにしても、東京都内に長崎、久留米とは。同じ沿線に九州を思わせる駅名があるなんて、不思議に思いませんか? ひょっとしてその昔、長崎や久留米から移り住んできた人の集落でもあったのだろうかと考えたくなります。答えはNO。「長崎」はその一帯を支配していた武士(北条氏の御家人)の苗字から、「久留米」は当地を流れる川の名前=黒目(くろめ)が変化したものだそうです。

●その黒目川に合流するのが我が家の近くを流れる落合川。さすがに冬場は早朝というわけにはいきませんが、暖かい日の昼間は、川の両岸に設けられた遊歩道をウォーキングするようにしています。野鳥の様子を見るのがいまの楽しみ。コガモ、カルガモ、アオサギ、コサギ、シロセキレイなど、冬は20種ほどが棲息しているようです。

●ただ、この季節、花にはなかなかお目にかかれません。伊豆半島の南まで河津桜なんぞ観に行ければいいのですが、コロナ禍でそれもままならず。近所でも梅のつぼみくらいはもうふくらんでいるでしょうから、明日はそれを探しに歩いてみることにします。でも、寒そう。(2022/2/3)