よい本に出会えたのもコロナ禍のおかげ!?

●今年の最後は「53年ぶり」というお話。NHK大河ドラマを、なんと全回観たのです。録画も2、3回ありましたが、それ以外はすべてリアルタイム。全回観たのは高校2年のとき、1968年の『竜馬がゆく』以来です。今年はコロナ禍で自宅にいる日・時間がいかに多く、長かったかの証でしょうね。53年前竜馬を演じた北大路欣也が今回、徳川家康としてイントロの語り役で登場しているのを見て、自分の年齢を改めて実感しました。
●さて、今年最大の喜びは、ここ数年来でいちばん多くの本を読めたこと。年頭に読んだ『人新世の「資本論」』の衝撃たるや、ここ何年かで最強でした。『資本論』はNHKEテレ『100分de名著』の素材にもなりましたが、著者の言う「3.5%」の意識ある人の一人になりたいものです。
●”マイベスト2”は、プロ野球中日ドラゴンズの指揮を執った落合博満の8年間を描いたドキュメンタリー『嫌われた監督』。落合自身の姿勢もさることながら、駆け出しの記者から落合とともに力をつけていく著者・鈴木忠平の変わりようが強く印象に残りました。”ベスト3″は『中国料理の世界史』。世界のどこに行っても中華料理店がないということはまずありませんが、その理由がよくわかりました。
●あと数時間で新しい年がやってきます。29日はお墓参り、昨日・今日は大掃除。今夜はN響の第九をゆっくり聴き、テレ東の『孤独のグルメ』を楽しんで寝むことにしましょう。1年間ご愛読、ありがとうございました。どうかよいお年を!(2021/12/31)

Facebook Post: 2021-12-31T16:27:58