泣く子も黙る? 中国共産党の建物に入りました!

2015年5月29日
今日が実質的には北京最後の日。昨晩は雨が降ったせいか、空気が心地よく湿っています。空も今日は心なしかガスが薄いようで、薄日も差しています

Photo_10午前中は洗車場で車をきれいにしました。場所は「唐人街(CHINATOWN)」と名づけられたところの近く。北京になんで「唐人街」があるわけ? と首をかしげたくなりますが、この一帯は「古き中国・古き北京」を思わせる街並みを保つよう義務づけられていて、建築物もそれに合わせなければいけないのだとか。


L1020642_2そのため、洗車場も写真のような趣。北京でどんどん店舗網を拡大している「月福」というカーケア・カー用品のチェーン店なのですが、雨の翌日とあり、えらくにぎわっていました。

近くのホテルでコーヒーを飲んだあと、「中国共産党対外連絡部」に向かいます。このころからやっと太陽が姿をあらわし始めました、北京に来て4日目、初めて見るお日さま。やっぱりうれしいですね。

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そこからメインストリートの長安街へ。北京の銀座=「王府井」を過ぎたあたりは各種の国家機関、一流ホテル、テレビ局、航空会社、統制経済の時代から続いているとおぼしきオールドタイプのショッピングモール、北京站(駅)などが並んでいます。建国門を抜け、
長安街からちょっと北に入ったあたりにありました! 「中国共産党対外連絡部」の立派な建物が。厳重な警備で、写真を取るのもはばかられる雰囲気です。そこで担当の方と打ち合わせるのですが、時間が時間でしたから、ランチミーティングのスタイルになっていました。庁内にある会議室にしつらえられた大きな丸テーブルを囲みながらの会合で、メニューは写真のとおり。味はどれも上々で、打ち合わせも順調に進みます。すべて無事終わったあと、建物1階のホールで記念の写真を撮ってもらいました。しょせんはミーハーな私ですから。

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次に行ったのは、空港にほど近いエリアにある介護ビジネスを経営する会社の新本社といいますか、なんとも説明し難いところ。いま造成中で完成間近な庭の奥に社屋──といっても木造一軒家風の建物があり、そこでのミーティングです。

L1020662床から天井までびっしりと茶道具を並べた棚があり、その前で中国茶を点てていただきながらの話し合いがひと段落すると、庭にてブレークタイム。7000平方メートルの広さだそうですが、完成したらさぞかしといった感じがします。

そうこうしているうちに夕食の時間に。広いダイニングルームで、今回口にした料理の中では最高の食事をいただきました。15人がゆったりすわれる巨大な丸テーブルに、この夜は12人。驚いたのは、そのテーブルがゆっくりと回転していること。食べ物を取るために皿に箸をつけると、自動的に回転がストップ、取り終えるとまた回り始めます。メニューは全部で20品だ近くあったでしょうか、次から次へテーブルの上に並べられ、空っぽになるまで片づけられることはありません。

この夜、生まれて初めて、「カンペイ」といいながら、お互い「さし」でグラスを空ける中国スタイルの酒を経験しました。中国の宴会は日本と違い、最初に全員で「乾杯!」ではないのです。途中、折あるごとにだれかが席まで寄ってきてグラスを差し出すと、「カンペイ」の誘い。こちらも椅子から立ち上がり、グラスを合わせて一気に飲み干して「シェーシェー」とお礼を口にして終わり。原則的にはこれを列席者全員と1回以上おこないます。途中、話の流れで、隣どうしでの「カンペイ」もあり、今日は薬用酒で14杯、ワインを2杯、パイチュウを3杯飲み干しました。ワイン以外は小さなグラスでしたので、ひどい酔い方もしないで済んだ次第。よかったです。