2015年1月13日
大好きな『96時間』シリーズの、たぶん最終版ではないかと思われる『96時間 レクイエム』を観ました。主役はいつもと同じリーアム・ニーソンですが、今回はいきなり別れた妻が殺されてしまうところから始まります。
せっかくこれまで何度も命がけで救ってきたのに……と、一瞬ガクッと来るのですが、それが今回のベース。相手役は、娘キムのマギー・グレイス。でも、それより存在感があったのがフォレスト・ウイテカーです。『大統領の執事の涙』『ケープタウン』で、どちらも、味のある主役を演じている黒人の俳優が今回も渋い刑事役を演じていました。
『レクイエム』の舞台がロサンゼルスというのも新鮮でした。これまでのパリ、イスタンブールと違って、カーチェイスがよく似合いますし、別れた妻が殺されるという暗さを思わず忘れさせてくれます。終わりには小さなどんでん返しもあり、素直に楽しめました。アメリカでも興行成績は好調だそうです。