天理大学の優勝に大拍手!

●「緊急事態宣言」後初めての3連休。初日と2日目はウォーキングや買い物に出かけましたが、昨日は震えるような寒さで、とても外出する気になれません。代わりに、大学ラグビーの決勝をテレビで楽しみました。結果は、私も応援していた天理大が早稲田を55対28でくだし初優勝。昨年夏、部員寮でコロナの集団感染が発生し、1カ月間活動ストップを余儀なくされたハンディを乗り越えての栄冠で、大拍手です。
●ここのところずっと関東が優勢だった大学ラグビーで、関西のチームが勝ったのは同志社大以来36年ぶり。高校ラグビーのエリート選手をズラリとそろえた早稲田(なぜか、リザーブに我が母校の出身者がいたのには驚きましたが)に対し、天理大のメンバーはほとんどが無名。それでもハードな練習を積み重ねてこうした結果につなげたのはあっぱれのひと言です。高校ラグビーは関西を中心に西日本勢が強いのですが、卒業するとほとんどが関東の大学に進学。それがそのまま反映されている大学ラグビーの勢力図に風穴を開けたことがわたし的にはうれしくてたまりません。
●もう一つ、外国人留学生の存在も大きく影響していそうです。早稲田・明治・慶應など伝統校から成る「対抗戦グループ」が”純血主義”にこだわっているのに対し、新興の東海・大東文化・関東学院など「リーグ戦グループ」、また「関西リーグ」ではここ数年、留学生がどんどん増えています。ただし、「対抗戦グループ」でも、加入してまだ歴史が浅い帝京大は留学生の力を活かし、大学ラグビー9連覇という前人未到の結果を残しました。
●2019W杯でベスト8を勝ち取ったJAPANのメンバーを見ればわかるように、ラグビーではいまや外国人選手は欠かせない存在。野球、サッカーはもちろん、バスケ、バレー、相撲、陸上競技、駅伝など、日本のスポーツ界はいまやどんどんグローバライズされつつあります(ここは日本なのになぜ外国人が……とめくじらを立てている人もかつてはいましたが)。そうしたトレンドを素直に受け入れ、というかむしろ積極的に進めないと、世界から取り残されてしまいそうです。

Facebook Post: 2021-01-12T09:50:44