マッターホルンに大感動!

今朝早く、待望の、朝焼けに燃えるマッターホルンを目にすることができました。前日、頂上のすぐ手前にある展望台まで行き、間近で見たマッターホルンも、もちろん素晴らしいものでした。空はどこまでも青く、空気はかぎりなく澄みわたり、四方はすべて3000~4000メートル級の山ばかり。7月23日は悪天候のために見損ねたユングフラウまでくっきり見えたほどですから、いかに天気がよかったかということです。ただ、展望台の気温は零下5度、しかも大変な強風で、とても7月の暑い盛りとは思えませんでしたが。

さて、早朝のマッターホルンは、日中のそれとはまったく別の表情を見せます。朝日が昇り始め、徐々に高くなるにつれ表情を変えていく様子はあまりに荘厳というか、心から感動しました。マッターホルンに登る人のほとんどは、ふもとにあるツェルマットに泊まるのですが、私たちが泊まったのは、そこから登山電車で登っていったところにある山岳ホテルで、真ん前にマッターホルンがそびえ立っていました。そこに泊まったかいがあったというものです。

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さて、朝食を済ませると、ツェルマットの駅まで下ります。今日はそこから「氷河特急」です(どうやら復旧し、運転も再開されたとのこと)。5日前に大変な事故が起こったばかりですから、いくぶん緊張はしましたが、いざ走り始めると、窓外の美しい景色に目を奪われっぱなし。南部のサンモリッツまで、全行程8時間余という長い列車旅に、ツアー参加者全員、期待で胸がいっぱいという感じです。申し訳ないことですが、事故のことなど、正直、すっかり忘れていました。

途中、私たちの車両に、朝日新聞パリ支局の記者と東京からやってきたカメラマンが乗り込んできました。事故のわずか3日後に運転を再開したことに、日本国内ではけっこう批判的な声があがっていたようで、それに対する感想やら、なぜスイスに来たのかなど、いろいろ聞きたいというのです。しかも、それが7月29日の夕刊に写真入りで掲載されたようで、日本から届いた友人・知人の電話やメールでそのことを知りました。これには驚き、さっそく会社からその記事のコピーをホテル宛、ファックスしてもらいました。

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参照<朝日新聞.com>