直行便でも遠~い! メキシコシティー

2018年4月24日


ANAが昨年から成田・メキシコシティー間に直行便を就航させたことを知った時点で、マイレージの特典航空券を使っていくことにしていました。2月の初めごろ予約を入れたところばっちり押さえられたのはラッキーでした。行きと帰りの日にちさえ決めれば、その途中にキューバを挟み込むだけ。全行程が10日間なので、メキシコシティー3泊+ハバナ4泊と決めます。帰りは乗り継ぎなので機中2泊となり、9泊10日のプランで組み立てることにしました。

今回はどちらも初めての国ですし、メキシコは安全面でやや心配もあったので、両国とも、現地の旅行会社の空港送迎や市内観光の手配をお願いしました。こちらで考えたプランを向こうで検討してもらい、無理のあるところは修正やら入れ替えやらをほどこします。実際にツアーがスタートしてからも、「ここは飛ばしますか」とか「こっちにも立ち寄ってください」といったやり取りをしながら現場で適宜調整していくということで話はまとまりました。

初日の今日は、成田から12時間30分のロングフライトでメキシコシティーまで。旅行会社のスタッフが私たちの名前を書いたボードを手に持って待ってくれていました。
もしいなかったらどうしよう……という不安はありませんが、やはり実際に目にしたときの安心感はひとしおです。ホテルに行く前に立ち寄ってほしいところがあったので、そちらに回ります。

DSC05350まあ、普通の観光ツアーではあまり行きそうにないスポットなのでしょうが、幅の広い
(4車線×2)高速道路をまたぐ歩道橋の上から、中央分離帯の真ん中にそびえ立つ
5本の巨大な塔(「サテリテ・タワー」)が目的の場所。世界的にも有名な建築家ルイ
ス・バラガンとその友人2人が1957~58年に作ったものだそうです。たしかに、60年も前のことですから、斬新なアイデアだったにちがいありません。どの角度から見るかによって3本に見えたり4本に見えたりするのも面白いですが、何よりもその色彩のあざやかさが長旅の疲れを癒してくれました。

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そこを見終わりホテルに着いたのは夕方。チェックインカウンターから迷路のような廊下を行くと、ようやく私たちの部屋にたどり着きました。大きなバルコニーが付き、天井も高く広々としています。

夕方、ホテルの近くをぶらぶらしてみました。オフィス街らしく、会社を終えたビジネスマン、OLがいっぱい歩いています。幅の広い道路の真ん中が公園になっており、近代都市といった印象がします。街路樹もかなり密度濃く植えられており、気持ちがなごみます。多少気になるのは車の排気ガスの匂いでしょうか。

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メキシコシティーは、ガイドさんのお話では、猛烈な車社会だそうで、2800mの高さに広がる盆地なので、排気ガスがなかなか消えず、空もほぼ1年中、ガスで曇っているそうです。PM2・5に覆われてほぼ何も見えなくなる北京ほどではありませんが、やはり盆地特有の状況のようですね。まあ、地上を歩いている限りはそれほどシビアではないものの、それでも道路はびっしり渋滞。さしもの広い道路もかすんで見えます。