今日から、カーニバル真っ盛りのヴェネツィアに日参

2018年2月6日

10時過ぎにヴェネツィア・サンタルチア駅に到着。駅を出ると目の前は運河です。ヴェネツィアの街は車が走れないように決められており、移動の手段は歩きか船しかありません(有名なゴンドラは観光用!)。迷った末に、「72時間乗り放題」というヴァポレット(水上バス)のチケットを購入。1回7ユーロですから、6回乗れば元は取れます。

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満員で鈴なりのヴァポレットを降りたのは「リアルト橋」。地図を読み間違えたりしたので、かなりもたついてしまいましたが、「魚市場」などを見て、ようやく「サンマルコ広場」をめざすヴァポレットに乗ったのは2時をとうに過ぎていました。「サンマルコ広場」近くの観光案内所で「ヴェネツィアカード」を買い求め、それであちこちをめぐることに。

最初に行ったのは「ドゥカーレ宮殿」です。もともとはヴェネツィア総督の居城だったそうですが、中はほとんど美術館の様相。世に大作と言われる美術品がズラリと並んでいました。愛好家にとってはヨダレが出る場所でしょうね。

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IMG_1668この一帯はあまりに有名な場所なので、世界中から観光客がやって来ています。ちょうどカーニバルの時期でもあり、そちらへの期待も大きいにちがいありません。広場には最終日曜日のイベント用に大きな舞台が特設されており、どちらを見ても、中世を思わせる仮装をした人が歩き、呼びかけに答えたりしています。もちろん皆シロウトですが、なかには、並んで写真に収まりたい、ぜひ写真を撮りたいという気にさせる人も。

 

 

 

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それにしても、衣装とメイク、あと小道具など、それぞれが思い切り趣向を凝らしています。この時期のために1年かけてコツコツお金を貯めるという人もいるらしく、なかには、プロの写真家を雇って、あちこちで撮影してもらっている人も。旅行客との記念撮影に応じてくれる──というか、声をかけられるのを待っている風──人がほとんどのようですが、独特の仮面をかぶっているので、ニッコリされたとしてもまったくわかりません。むしろなんとも表現し難い怖さすら感じます。私などはそれが苦手で、ヴェネツィアのカーニバルをぜひ観たいという気になれませんでした。ただ、今日はウイークデーなので、仮装している人の数も多くないですし、その度合いも平均的と言いますか。それでも、街の中で出会えばやはり目立ちます。顔だけでなく、全身ですから当然です。これが週末になれば、どこを見ても仮装している人ばかりといった状況になるのでしょう。

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