桃・栗3年、柿8年……といいますが、ビワは?

●朝、拙宅2階の仕事場から庭に目をやると、黄色いものがチラッと見えました。「ひょっとして……」と、急いで下に降り木の下まで行くと、小粒ですが、なんと20個近くビワの実が成っているではありませんか! ”淡い夢”がかなったのがうれしく、シャッターを押しました。
●琵琶は私の大好きな果物の一つです。リンゴやバナナのように年がら年中食べられるのとは真逆で、5月半ばから6月にかけて、ほんのひと月ほどの間しか食べられません。貴重感・稀有感という点では、名の知れた果物の中でもかなり上位にランクされるでしょう。
●10年ほど前だったか、家で食べたビワの種を遊び半分で庭に埋めたところ、すくすくと育ち、いまでは5メートルほどの高さに。剪定[せんてい]など、とりたてて手入れをしていたわけでもないのに、その成長ぶりには感心していました。とくに、葉っぱの大きさは驚くばかり。でも、実は成らないだろうと思っていたので、正直びっくりしました。ちなみに、「桃栗三年、柿八年」といいますが、そのあとは「琵琶は九年で成り盛り、梅は酸[す]い酸い十三年、柚子[ゆず]の大馬鹿十八年」と続くそうです(諸説あり)。
●「少し間引いてやらないと大きくならないんじゃない」と家人が言うので、明日は脚立を使って手を伸ばしいくつかもぎ取っておきましょう。食べられるかどうかなどは二の次、とはいいつつも、多少は期待しています。結果は後日。(2021/5/31)

Facebook Post: 2021-06-01T08:56:40