本場の「アイリッシュダンス」はやっぱり違う!

2017年8月8日

朝いちばんで、タクシーでダブリン最大の観光スポットと言っていい「トリニティー・カレッジ」へ。1592年の創立ですから、400年以上の歴史があります。なかでも「オールドライブラリー」の2階にある「ロングルーム」は出色でした。高さはゆうに3フロア分ありそう、幅20m・長さ65m近い空間の両サイドに書棚があり古書がビッシリ収められています。朝早くから、それこそ世界中の人が見学にやってきていますが、お目当てはこれ。ウェブサイトでチケットを購入していた私たちはすんなり入れましたが、出るころにはチケット売り場に長蛇の列が。学生たちがアルバイトでキャンパス・ツアーを引き受けており、それが収入源にもなっているようです。

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IMG_1553その後は「ホップオン・ホップオフ」観光バスで市内を観光。「ダブリン城」「クライスト・チャーチ大聖堂」「聖パトリック大聖堂」「ギネス・ストアハウス」「キルメイナム刑務所」「クローク・パーク・スタジアム」など、名所を外から見ただけですが、バラエティーに富んでいて飽きることがありません。夜は“アルコールの都”といった趣のダブリンですが、昼間はそうしたことをまったく感じさせないのが面白いですね。1回目の最後はオコンネル通りで降り、近くでランチ。

 

午後はもう一度バスに乗り、「ダブリン城」と「聖パトリック大聖堂」へ。なかでも「聖パトリック大聖堂」は大変なにぎわいで、入口前の道路に大型観光バスがひっきりなしにやってきて団体客をおろしては乗せていきます。そのため、道路が大混雑していました。

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アイルランドにルーツを持つ人は世界中に散らばっている(その数は8000万人と言われる)そうですが、その多くが自分のルーツを確認しにアイルランドにやってくるといいます。夏休みの時期でもあり、その数もいつになく多いのでしょう。ちょっと動くのにも不自由するくらい混んでいるのも仕方ありません。

今夜は「アイリッシュダンス」のコンサートがあります。日本を出発する前にチケットを購入しておいたのですが、会場は「ゲイアティー・シアター(Gaiety Theatre)」。140年以上前に建てられた、アイルランドでもいちばん老舗の劇場で、毎年夏は、それまで世界中を回っていた「リバーダンス」が里帰り、2カ月半ぶっ通しで公演するのだとか。

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何年か前、東京・渋谷で「リバーダンス」の公演を観たことがあるのですが、そのときはさほど興味深く感じませんでした。ところがこちらで観ると、その迫力に圧倒されてしまいます。客もよく知っている(当たり前か)ので、拍手・歓声のタイミングが的確。そのためでしょう、東京で観たときとはまったく違う印象です。わざわざ本場で観たかいがありました。

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