まずは、ダブリンの動物園でキリンにご挨拶

2017年8月7日

ロンドンには全部で5つの国際空港があります。今日はその一つのロンドンシティ空港からアイルランドのダブリンへ。1時間少々で到着し飛行機の扉が開くと、空港の職員が待機していました。職員が1階の荷物受け取り場まで車イスを押してくれるのは大変助かります。そのあとスーツケースを転がしながらレンタカーの窓口へ。車が用意されている場所までシャトルバスに乗って移動し手続きを済ませるところまでは順調。しかも、今回はレンタカー会社の職員が、カーナビの入力方法などことこまかに手ほどきしてくれたので、これまでのように、借りて乗ったはいいが、なかなか出発できないというストレスからも解放されました。

時間に余裕があったので、ダブリン市内に入る前、動物園に立ち寄ることにします。ナビに入力すると10分ほどで到着。事前の調べでは、動物園自体に駐車場はないとのことでしたが、実際に行ってみると、そこら中、路駐しまくり。みんなで止めれば怖くないと、私たちもその中にまぎれ込みました。

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DSC02710世界で3番目に古い動物園というだけあって、入口の建物はクラシックな風合いで,雰囲気十分。ただ、古いだけに敷地は狭く、そのわり全体の配置がわかりにくい。何より大変だったのは園内の通路が狭かったこと。車イスに乗った家人と一緒に動かなくてはならないので、まあ難儀しました。また、今日はバンク・ホリデーという、国民の休日と重なっていたため、親子連れの客で土日並みの混雑ぶり。よけい動きにくかったような気がします。

 

IMG_1520しかし、ここにもパリに負けず劣らずたくさんのキリンがいました。しかも、シマウマとダチョウと同居しているのです。もともといたアフリカのサバンナでは当たり前の光景なのでしょうが、動物園でとなるとやはり新鮮ですね(横浜の「ズーラシア」も同じようになっているとか)。キリンとシマウマが、何がどう魅かれ合うのかわかりませんが、ほぼ左右対称にたたずんでいたりして、可愛らしいといったらありません。気がついたら小1時間もその前にとどまっていました。

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それにしても、動物園の案内表示というのはなぜ、どこも皆例外なしにわかりにくいのでしょう。「→」のついた表示板があるのでそれに従って歩いていくと、途中でそれが消えてしまったりするのは日常茶飯事。あるはずの通路がなくなっていたり、これまで何度も悩まされた経験があります。

ここダブリンも事情は同じようで、あっちに行ったりこっちに行ったりしてけっこうさまよいました。ふだんならなんでもないのですが、今回は車イスを押しながらでしたので、けっこう疲れましたね。

IMG_1543動物園から市内までは15分ほど。天気も素晴らしくよく、川沿いを走りながらすんなりホテルに到着することができました。駐車場も真ん前なので楽々。荷ほどきを済ませると、早めですが食事に出ようということになり、地図を頼りに川のほうに向かいます。車イスはないので、ゆっくり歩きながら探していると、日本料理店があったので、そこに決めました。ロンドンでは食事らしい食事を摂っていなかったので、久しぶりのまともな食事です。

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日本人の女性店員がいて、おすすめを尋ねると「鍋焼きうどんとダイナマイトロール(エビの海苔巻き)」だというので、それを注文。ただ、海外の日本料理店では家人がかならずと言っていいほどオーダーする「揚げ出し豆腐」がメニューに出ていません。そこで、ダメ元で聞いてみると、いわゆる“裏メニュー”ですが、「できますよ」との返答。それも合わせてお願いしました。どれも皆なじみの味で、満足しました。