富士&満月。芸術の秋の始まりにふさわしい役者

●7月末から住み始めたここ東久留米の駅は、それまでいた東長崎から11駅、距離にして12kmほどですが、天気のよい日は駅舎から富士山が見えます。駅の構内には「富士見テラス」と名付けられた小さな展望スポットが。20日の朝、池袋行きの電車に乗る前にちょっと立ち寄ってみると真っ正面に富士の姿がくっきりと見えるではありませんか。台風が通り過ぎたあとという条件にも恵まれました。
●池袋行きの目的は、ここ1年ハマっている”映画でオペラを”というプログラムの一つで「フィガロの結婚」を観るため。この企画、最初は銀座だけでしたが、昨年は新宿、そして今年の秋は池袋でも観れるようになりました。誰もが知っているメジャーな作品とあって、前の週の3倍ほどはいたでしょうか。前回の「ラ・チェネレントラ」は観客もまばらで、風邪をひきそうでした。
●「誰もが知っている」と書きましたが、私もぶっちゃけ、タイトルとモーツァルト作ということくらいしか知りません。でも、とてもよくできたストーリーで、名作とされる所以[ゆえん]がよ〜くわかりました。
●夕刻、空を見上げると十四夜の月が。満月の前夜なので待宵月[まちよいづき]とも言うそうですが、少し欠けているのがまたイイ感じです。十五夜の22日は曇り予想なので、念のためシャッターを。でも、21日の夜9時ごろ空を見るとみごとな満月が浮かんでいるではありませんか! 富士山に満月━━と、芸術の秋を盛り上げてくれる役者がそろい踏み。さて、今年はどんな秋になるか楽しみです。(2021/9/23)

Facebook Post: 2021-09-25T08:44:45