高校時代の仲間が台湾に大集合!

2017年3月19日

16日から台北に来ています。昨年11月初めの“合宿”で決まった台湾行きが実現したのです。最初は4人の予定でしたが、日本のメーカーN社の中国現地法人で最後は総経理(社長)を務めていたYNくん(名古屋在住)が、「それはおもしろい。私も行きたい」と手を挙げました。大学も中国語専攻でしたし、上海・天津・北京に通算20年も赴任していたとあって中国語はペラペラのYNくんですから、私たちにとっては心強いかぎりです。そこで、5人分の航空券やらホテルの予約をしました。

年が明けた2月、同じ高校の仲間で、30年前にバンコクで会社を立ち上げたSくんから、久しぶりに電話がかかってきました。私からSくんのことを聞いた同じ高校の友人Hくんがバンコクに自分を訪ねてきたというのです。それで電話をくれたのですが、何の気なしに、「今度、私と、MIくん、MUくん、Yくん、YNくんの5人で台湾に行くことになった」という話をしたら、「それはいいね。私も仲間に入れてくれ」とのこと。中華料理は、人数が多いほど楽しめるので、異存などあろうはずがありません。電話のあとすぐ、私たちのフライトや宿泊先の情報をメールしました。

 その2日後、「飛行機は予約したし、ホテルも同じところを取ったから」というメールが。というわけで、5人が東京から(うち1人は名古屋から)、1人がバンコクから台北に集結。同じ明和高校同窓同期の仲間としては、記念すべき(!?)初めての“海外合宿(=研修会)”となったしだい。羽田発のEVA航空で台北松山空港に着いたのは午後2時前。ボーディングパスにキティちゃんには笑ってしまいました。還暦をはるかに過ぎたオヤジですよ。乗客は若い女性や子どもだけではないのに……。空港まで、YNくんの古巣N社台湾法人の方が車で出迎えてくれました。

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  IMG_0425 (3) IMG_0436 (6)ホテルに着きチェックインすると、すぐ「故宮博物院」へ。途中、お茶屋さん(「昇祥茶行」)と、台湾随一というパイナップルケーキ屋さん(「李製餅家」)に立ち寄ってお土産を買い、そのあと中山北路と南京東路の交差点近くにあるレストラン(「山海楼」)へ。いささか高級に過ぎたきらいもありますが、100年以上前に建てられた屋敷をそのままレストランにしたというこの店、とても印象深く、記憶に残りそうです。最後は台湾の定番・足裏マッサージで疲れを癒しホテルに。バンコクから飛んできたSくんもチェックインを済ませているとわかり、食事がまだというSくんと一緒に、またまた食べに出ました。

 

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IMG_0468 (4)翌日は九份へ。茶館(「九份茶坊」)でお茶を飲み、土産物街をうろうろ。あいにくの天気で眺望は楽しめませんでしたが、昼食は東海岸の景勝地・鼻頭角にある海鮮レストラン「海園」。ここはたいそう美味でした。台北に戻りしばし休憩ののち、士林の夜市へ。ここからのアテンドはなんとN社の台湾法人C社長。食事のあとはその案内で行ったカラオケに興じました(林森北路「ひまわり」)。C社長のお話どおり、ママの歌はプロも顔負けのうまさ。聞けば、お姉さんはプロの歌手で、日本でもときどきコンサートをおこなっているとのことです。

ちなみに、この店の女性は全員、少数民族(先住民)の末裔で、夜10時になると、民謡を合唱で聞かせてくれます。最後は私たちも全員、女性たちの輪に加わり、声を出しながら踊りました。キホン明るいメロディーなのですが、どことなく悲哀を感じさせる曲に、なぜか目がウルウル。台湾における少数民族の歴史はいささか物悲しく、全員、飲みながらも複雑な思いを抱きながらホテルに戻りました。

部屋に戻ってノートPCをググってみると、ママのお姉さんは愛称「阿妹(アーメイ)」といい、プユマ族(卑南族)の出身だとか。本当の名前はグリライ・アミトゥ(Kulilay Amit)とあります(中国名は張惠妹)。妹(「ひまわり」のママ)は張惠春という名で、従姉妹の陳秋琳と3人で組んだユニット「阿妹妹(アーメイメイ)」もあることがわかりました。日本でも何度か公演しているようで、こんど来日したときはぜひ行かなくては。

IMG_0490 (3)3日目は、戦前からある老舗の茶館(=「紫藤盧」)で昼食。なんでも、「2・28事件」のとき、蒋介石政権に反旗をひるがえした仲間たちのたまり場だったといいます。その後、「2・28記念館」を見学し、北投【ペイトウ】の温泉地へ。川っぷちにある「川湯」という日帰り温泉でひと風呂浴びたあとはまたまた宴会に。

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風呂上がりのビールは格別でした。夜は、おいしさと安さでなかなか予約が取れないといういう北京ダックの店「龍都酒楼」へ。食べる前に、焼き上がったダックを丸ごと披露してくれたのにはびっくり。味もハイレベルでしたよ。

 

 

 

最終日の4日目(3月19日)は朝から「台北101」へ。あいにくの曇り空で、眺望はゼロ。展望台のある89階の広いフロアに、先住民とおぼしき衣装を着た団体が観光でやってきていました。一昨日そうした話を聞いていただけに、なんという民族なのか気になったのですが、結局わからずじまい。

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IMG_0499 (2)ホテルに引き返し、C社長と「中正紀念堂」を見学したあと、C社長も初めてという1人前750台湾ドル(日本円で3000円くらい!)という牛肉麺(台北牛肉麺コンテストで1位に輝いたそうです)を食べ(中山北路の「晶華酒店=リージェント台北ホテル」)、空港へ。夕方の便で帰国しました。バンコクから参加のSくんも、仕事のため後発の別便で東京へ。私たちのEVA便が遅れたため、なんと羽田の荷物受取所で再会するというおまけ付き。

YNくんは中国でN社現地法人の社長を務めていたので、現在は顧問ですが、その「御一行様」という扱いで、同社の台湾法人の皆さんには何から何までお世話になってしまいました。かえって申し訳ないことをしたなぁと、わたし的には反省もあります。でも、それ以上に、こういうフルアテンドの旅というのも、たまにはいいなと思ったりしました。次回はバンコクで「研修会」をという話もまとまり、いまから楽しみです。