「熊野古道」2日目

2016年10月18日

今日はまず本宮の少し奥(京都からやってくる際は本宮=ゴールのすぐ近く)まで旅館のバスで送ってもらい、そこから熊野古道のいうならば“チョー短縮版”を体験しました。それでも、1時間少々、なだらかな登り下りで構成されているコースはけっこう楽しめます。

DSC00935

DSC00949こからはレンタカーで、美術館分館が建つ中辺路まで戻ります。本堂から少し外れた近露王子【ちかつゆおうじ】という場所にあるのですが、まわりは畑と雑木林しかないところに突然あらわれる美術館にびっくり。外装もえらくモダンで、ちょっと浮いた感じは否めません。祖父の作品も三つ、展示されていました。

DSC00953

DSC00978美術館をあとにし、二カ所目の「熊野速玉神社」へ。こちらは新宮市の街中にあるので、山あいの地にある本宮大社と違い、それほど神秘的な雰囲気はありません。ただ、訪れる人が少ないせいか、落ち着いた感じがします。

DSC00976ついでに、始皇帝の時代、皇帝から「不老不死の薬を見つけてこい」との命を受けて遣わされこの地にたどり着いたという徐福を祀る公園をのぞいてみました。新宮の町自体とても地味な感じがするので、徐福公園の楼門の極彩色は異彩を放っています。中はきれいに整備され、徐福の像や墓などがありました。

DSC00970

今日の宿は勝浦市の海岸近く。典型的なオールドスタイルの温泉旅館ですが、2日続けての温泉という、ふだんはなかなか経験できないぜいたくをさせてもらい、久しぶりのドライブの疲れも即解消。明日に備えます。