上白石萌音のおかげで、久しぶりにドラマを堪能

●今日(12/12)から京都に来ています。東京駅を出て、富士山が見えるあたりまでは元気いっぱいでしたが、それから先は京都までほぼ白河夜船状態。前日(12/11)テレビを見過ぎたからです。もともとこの日は、上映時間274分(!)というチョー長尺の映画『ボストン市庁舎』を観に行こうと決めていたのですが、朝刊のテレビ欄を見て、即あきらめました。おもしろそうな番組が5本もあったからです。こちらは合わせて6時間半で、そこへさらに5時間近い映画を加えるのは、体力的にも無理だろうと。
●テレビのほうは、『あの日あの時あの番組 太平洋戦争80年▽日本人はなぜ戦争へと向かったか』『伝説のお笑い講師登場』『この道わが旅 すぎやまこういち音楽の旅路を』『ブラタモリ 南紀白浜 “一大リゾート”への道のりとは!?』ドラマ『忠臣蔵狂詩曲(ラプソディー)No.5 中村仲蔵出世階段[しゅっせのきざはし]』の5本。最初の4本がNHK、ドラマもNHKBSプレミアムでした。
● 民放をほとんど観なくなってから、もう10年以上経つでしょうか。コロナ禍が始まってからは、『羽鳥慎一モーニングショー』をほぼ毎日観ていましたが、今年9月以降はパッタリ。最近はNHKオンリーと言っても過言ではありません。
●それにしても、『忠臣蔵〜』(後半)はなんとも痛快なドラマでした。予定調和の極致と言ってしまえばそれまでですが、そこに至る”階段[きざはし]”=ストーリーメイクの巧みさ。キャスティングも、主人公の中村仲蔵を演じた勘九郎に加え、七之助、市村正親、高嶋政宏、段田安則と秀抜でした。なかでも、仲蔵の妻を演じた上白石萌音の非凡さといったら。デビュー作『舞妓はレディ』(2014年)で日本アカデミー賞新人俳優賞。京都旅の初日、東寺で持たれたオリエンテーションの余興で登場した本物の舞妓さんも真っ青でしょう。(2021/12/12)

Facebook Post: 2021-12-13T20:14:11